(B) ピニャータの仕上げ
ピニャータの形の完成後からまでの流れを説明します。
(1) 乾かす
- 乾かすために1週間以上要します。もっと早く乾かす方法はありますが通常はそうです。
- 転がらないように大きな丸皿に乗せて放置する
- 通常は天井からつるすことを併用して乾かします。
- なぜなら、入り口付近を分厚くしているので、重心が高くなりひっくり返りやすいからです。
- ある程度乾かしたら、風船を外し放置します。
- これは、内部を早く乾かすためです。
- ただし、型崩れしやすいので特に子供用のピニャータは薄いのでへこんでしまいがちです。
- 型崩れを防ぐためには上下をさかさまにするとよいでしょう。
- 上下をさかさまにしたときに入り口がふさがると乾きが遅くなります。
- BBQの網に乗せたりして隙間をつくれば空気が通ります。
- 内部に送風すればなお早く乾きます。
(2) ピニャータの堅さを確認する。
- 実際の堅さはこの段階にならないとわかりません
(3) 叩く棒を選択します
- たとえ堅さが足りなくても叩く棒が弱ければ破れにくいのでそのようにして対処もできます。
(4) 追加の新聞を巻き補強する作業
- 必要に応じて新聞紙などを追加で巻く作業をします。
- ノリのついた新聞を巻くと型崩れを起こしますので必要に応じて中に風船を膨らませます。
- そして乾かします。
- そして乾かします。
(5) 穴あけ作業
- ドリルを使って入り口の周囲にひもを通す穴をあけます。
- 穴の大きさはひもを通せればそれでよいのですが、新聞がささくれて通しにくいのでやや大きめの穴が望ましいと思う。
- 穴の数は偶数個、多ければ多いほどひと穴にかかる負担が減ります。
- 私は16個穴を開けております。(一つ飛ばしでスポークに向かわせるために)
(6) ひもの種類
- 通常荷造り用の撚りひもを使っています。
(7) ひもの通し方
- ひもを通した結果上から見た時に自転車のスポーク状になるようにします。
- スポーク状の中心部分は一つの「金属の輪」を使用してまとめます。
- ただし、そのスポーク部分の長さはスポーク状の半径の2倍程度の長さとする。
- これは入り口から物を入れやすくするためです。
- また、穴にテンションがかかりすぎないようにするためです。
- スポーク状と言いましたが、私のやり方では、ひもがスポークの中心に向かうのは一つ飛ばしです。
- 一つ飛ばしにしないなら穴の数は8個で良いと思います。
- スポーク状の部分の長さは全部が均等になるように努めてください。
(8)金具の準備
- 昨年からピニャータとロープの間には「スナップスイベル」(ワンタッチで取り付けれる金具)を使用しています。
- この金具には「より戻し」もついております。
(9) ロープの準備
- ロープの代わりに「手締め用PPバンド」を用いる場合もあります。
- ただし見栄えはあまりよくないようです。
- ロープに「スナップスイベル」を取り付ける
(10) 竿の準備
- 通常岡田家の2本のステンレスの竿を使用しています。
(11)ピニャータのデコレーション
- デコレーションするためにはつるす必要があります。