@−F6 基礎の学び 2025(Ver.8) (2025/2/14) Fグループ 成熟の為に () 伝道
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今回の学びはB-007の「キリストを証しする」の続きなので、それも併せてご覧ください。

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■福音とは何か?
英語でGood newsすなわち良い知らせという意味です。
日本語では「祝福の音信」となりますが省略されて福音となりました。
その福音とは、キリストが私たちの罪の身代わりに十字架の上で死なれ、そしてよみがえったことです。

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■それがどういう意味かを要約すると・・・
人は神に愛されるものとして神によって作られました。しかし、人の内に罪が入ったことにより、人と神との間に壁が生じました。だから人は神を知ることもその声を聞くこともできず、滅びに向かっていました。
しかし、イエスキリストが十字架上で私たちの罪の身代わりに死なれてよみがえったことにより、キリストを信じる人はそのすべての罪が赦され、神の子どもとされます。それは父なる神と親しい関係を持つことができるということです。それは地獄に向かう運命から永遠に神と共に歩むものへと変えられることを意味します。

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■(コロサイ2章12節〜15節)に記された人生に対する3つの大きな勝利の知らせ。

  1. 死に対する勝利: 聖書によれば死は私達が罪を犯した結果生じたものです。イエスが死からよ みがえり、「死」そのものを滅ぼしたのです。キリストの十字架と死と復活について。
  2. サタンに対する勝利: 悪霊のあらゆる仕業に対する勝利が与えられています。
  3. 世に対する勝利:この世のすべての問題(経済的、病気、孤独、絶望)に対する勝利

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■ 救いのメッセージのパッケージ
ところで、上記のようなメッセージをいきなり聞かされても相手の心に響かないことでしょう。日本ではキリスト教の土台がないからです。ですから必要に応じてそれらを入れる包装紙的なパッケージが必要です。

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そのパッケージの一つはあなたの人生が変えられた体験談を交えて語ることです。
その体験談はキリスト教用語で「証(あかし)」と呼びます。
というのも、生ける神様との関係が確立するわけですから、多かれ少なかれ、私たちに変化が生じるからです。

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その変化とは、絶望が希望に変えられたこと、病気が癒された事、人生の回復、心の癒し、

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■ 私達が知るべき基本的な神学
1)すべての人は罪びとである。
(ローマ3:23) すべての人は、罪を犯したので、神からの栄誉を受けることができず、3:24 ただ、神の恵みにより、キリスト・イエスによる贖いのゆえに、価なしに義と認められるのです。

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2)この罪が、私たちを神から引き離し、私たちを滅ぼします。
ローマ6:23) 罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。

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3)キリスト以外に救いはない。
(使徒4:12) この方以外には、だれによっても救いはありません。・・・

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それゆえ、救われるために必要なことは@悔い改め。Aキリストを救い主として信じて受け入れることです。

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「キリストを信じない人は滅びる」という言葉を解説しますと・・・
神はこの世界を作られた時に、様々な法則を作られました。代表的なものは「万有引力の法則」ですが、そのほかには「死と命の霊的法則」というものもあります。これは「罪を犯すものは死ぬ」という法則です。
この世に生を受けた以上、「死と命の霊的法則」は全ての人に適応されます。
それは、この地上にいる限りすべての人に引力の法則が適応されるようなものです。

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「ロープをつけないでバンジージャンプをしたら死にます」と言われて、ロープが唯一の救いなんて傲慢だと言う人は誰もいません。それは引力の法則にあらがう唯一の方法だと誰もが知っているからです。
同様に、キリストを信じて、罪の赦しを受け取ることが唯一の「死と命の霊的法則」から逃れる方法なのです。

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4)あなたの隣人の救いはあなたにかかっている。
神は福音を伝えません。隣人の救いの為には誰かが語らねばなりません。日本では多くの場合、職場や家族の中でクリスチャンはあなた一人かもしれません。周りの人の救いはあなたの行動にかかっているのです。

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■伝道の第一歩は知られること
あなたがクリスチャンだということが周りの人に知られているなら、チャンスがやってくることでしょう。

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■ どこまで信じたら救われるか?
聖書に書かれたもっとも最初の段階のひとつはキリストを主と告白することです。
(ローマ10:9~10)・・もしあなたの口でイエスを主と告白し・・・あなたは救われるからです。・・

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その告白とは次のようなものです。イエスは自分の救い主でありキリストが死からよみがえったこと(ローマ10:9)。十字架の死が自分の罪の赦しの為であること(1ペテロ2:24)を信じることであり。キリストを自分の人生の主とすること(1ペテロ5:7)。罪の赦し(神との和解)を請うこと(エペソ2:16)。

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■告白がゴールではない。
とはいえ、「信仰告白」に導びくことは、マニュアルのようなものなので、それが唯一の方法ではありません。
特に、霊的な束縛が強いこの日本においては、基礎の学びC-4「キリストを体験する」という面も重要です。

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■ ライフプレイスミニストリー
そのようなわけで、私たちは、取ってつけたような伝道イベントは開催せず、ライフプレイスミニストリー的な方法によってキリストを体験できるような機会を提供いたします。
以下に挙げるライフプレースの分野もまた<05>で言及した「パッケージ」です。

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1) SCGという名の共同体

私たちの教会の最も大きな宣教の道具の一つは、日曜日の集まりです。これは、年に一回、仲の良い親戚同士が集まるようなもので、それを毎週行っていることになります。そこに参加される方々の多くは、その「良い雰囲気」を実感されます。これもまたキリストを体験する事です。

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2) 日常生活の中での証し
職場や友人家族など身近な人に対しては、あなたが語る言葉以上にあなたの普段の生活や態度が大きな意味を持ちます。ある説教者はこういいました。「福音を語りなさい。もし必要であれば言葉を用いなさい。」すなわち、語る言葉以上にあなたの生活がメッセージとして大きな意味を持つのです。

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3) SKC、クリスマスなどのイベント
私たちは伝道集会的なイベントは開催しませんが、「参加者を祝福して益を与える」的なイベントはあります。

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■ 祝福して益を与える
この原則は、生活の様々な場面で言えることです。たとえば、妻が夫の救いを願い祈っているのでしたら、必要なことは宗教的に熱心になって夫の間に乖離を生むことではなく、夫にとってオアシスとなることです。

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妻が教会に通うようになってから夫婦関係が良くなったり、ストレスがなくなったなら、夫は喜んで妻を教会に送り出すことでしょう。それどころか、自分もそれを信じてみたいと思うかもしれません。

(その逆に、関係が悪いと、その人がしている事や信じていることに対して否定したくなる傾向があります。ですから、妻が夫にとってオアシスではなく敵対関係にあるなら、夫が信じるハードルはかなり高くなります。

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■準備する
第一ペテロ3:15 むしろ、心の中でキリストを主としてあがめなさい。そして、あなたがたのうちにある希望について説明を求める人には、だれにでもいつでも弁明できる用意をしていなさい。