メッセージを語る際の注意点

A) 時間などについて

B) メッセージの組み立て方

C) 鍵となる言葉を調べる

D) 原語ではこういう意味ですと語る場合の注意点

E) たまに見られる疑問に思う聖書解釈


A) 時間などについて

メッセージの時間は通訳を入れて40分以内ぐらいが望かしいと考えています。

したがって、メッセージの終了時間は11時45分から長くても12時です。基本的には、賛美の後にお知らせや証、その他のレポートなどで時間が押したとしても、基本的にはその時間を尊重してください。

もし、時間が足りないと感じるなら、メッセージの前に牧師に尋ねてください。

 


B) メッセージの組み立て方

通訳を入れて40分ということは自分の語る言葉はその半分の20分程度となります。

事前にリハーサルをすることを推奨いたします。

時には30分、あるいはそれ以下の時間で語ることが望ましい場面も出てくるでしょう。(つまり自分の言語としては10分〜15分)。

そういった状況やいかなる状況下でも効果的にメッセージを伝える方法をお伝えします。

@ 中心となる伝えたいことをシンプルに3分で語れるように準備する。

たとえ、3分間しか無くても、完全なメッセージのヒントとして会衆全体が受け取れるようになるためです。

A 次に、それに肉付けして、メッセージの内容を完全に伝える10分間のメッセージを作ります。そしてできればそれをリハーサルして時間の長さを確認します。

それによって、もしメッセージ時間が20分(自分の言語が10分)しか無かったとしても、語り終えることができます。

B そして、それに付随したり理解力を高めるためのことを10分程度の長さで準備することです。


C) 鍵となる言葉を調べる

語る聖書個所の御言葉についていろんな角度から調べることが望ましいですが、時間の関係で手が回らないことも多いことでしょう。

そういった中、少なくともしてほしいことはその言葉は原語ではどういう意味なのかと言うことです。

メッセージを語る際に、御言葉に対する理解を別の角度からするために(自分が誘導したい方向に導くために)、別の聖書の翻訳を引用する事があります。それ自体は悪いことではないし、さまざまな角度から知る事は良いことです。

しかし、もし、その誘導したい方向が原語によって明らかにされるのでしたら、それに勝ることはありません。ですから時間があるなら、鍵となる言葉については原語は何と言っているのかを調べてほしいです。

原語はこちらから調べることができます。

https://biblehub.com/interlinear/genesis/1-1.htm

このページは英語なので助けが必要な方はサポートいたします。


D) 原語ではこういう意味ですと語る場合の注意点

メッセージの中で「原語ではこういう意味がある」と語られることはよくあります。

しかし、私の経験上半分以上が不正確であったり、余計な解説を加えたために完全に正しくは無い場合があります。ですから、「原語ではこういう意味だ」と過去に聞いたことを思い出して語る場合には、自分で調べてください。

時間の関係で調べきれない人は私が助言しますのでご連絡ください。

 


E) たまに見られる疑問に思う聖書解釈; 

メッセージをする際にはこれらの内容を確認してから語ってください。

根拠については後で追加する予定ですが、知りたい方はご連絡ください。

おおよその出現頻度
A=1年に一度 B=3年に一度  C=10年に一度  D=マニアックな内容

許容度
a= キリスト教用語として定着している
b= 人により解釈が異なる
c= 教えとしては一理ある
d= 教えとしては一理あるが使わないほうが良い
e= 深読みすると正しくはなささそうである。
f= 言語の勘違い 

■旧約聖書
Cc= 女が生みの苦しみをするようになったことと男の労働が苛酷になったのは罪の罰であった。(根拠はこちら基礎の学び中級編A-003)

Cc= カインの捧げものが受け入れられなかった理由は動物のいけにえではなく作物だったから(根拠はこちら基礎の学び中級編A-004)

Cc= イサクは主にゆだねて待っているだけで伴侶が与えられた

Cb= オナンは精を地に流したこれが聖書が自慰を禁じていることの根拠である

Db= ヨセフが遺骸をミイラにさせて約束の地にもっていかせたのは間違いであった。

Bf= 賛美を表すヘブライ語はヤダ、バラク、ザマールなど7つある(この説明はこちらをご覧ください

■新約聖書
Df= シモンという名の意味は小枝です。(シモンはシメオンのヘブライ語の読み方です。シャマー:菊を意味します。)

Cd= ユダが裏切ることによってキリストの十字架が実現した

Be= ペテロがイエスに対する愛を伝える時にアガペとフィデオを使い分けた(イエス様はギリシャ語を話さなかったので)

Aa= 愛と言う言葉は、ギリシャ語ではアガペ、フィデオ、ストルゲ、エロスなどに分かれており、アガペの意味は神様の愛、無条件の愛である。(アガペは「愛」と言う言葉の総称で意味的には日本語の愛とほとんど同じです。)

Af= 神の言葉はギリシャ語ではロゴスとレーマがあり、ロゴスは書かれた聖書の御言葉、レーマは預言的な語られた言葉を表す。


情報収集のためのメモ

http://plsk.net/misunderstanding