E) たまに見られる疑問に思う聖書解釈;
私は語るべきではないと考えていますので、メッセージをする際にはこれらの内容を確認してから語ってください。
根拠については後で追加する予定ですが、知りたい方はご連絡ください。
おおよその出現頻度許容度
a= キリスト教用語として定着している
b= 人により解釈が異なる
c= 教えとしては一理ある
d= 教えとしては一理あるが使わないほうが良い
e= 深読みすると正しくはなささそうである。
f= 言語の勘違い
■旧約聖書
Bd=善悪の知識の実を食べたとき人の霊は死んだ。
解説:これは神様が「実を食べると死ぬ」と警告したのに、即座に死ななかったことへの説明だと思う。
神様との断絶が霊的な死であるという意味においては間違いではないですが、「人が持つ霊が機能していない」と勘違いする人が出るかもしれません。
私が思うに、正確には、「霊がマヒした、霊が正常に機能しなくなった」と言ったほうが良いと思います。
Cc= 女が生みの苦しみをするようになったことと男の労働が苛酷になったのは罪の罰であった。
解説: (根拠はこちら基礎の学び中級編A-003)
Cc= カインの捧げものが受け入れられなかった理由は動物のいけにえではなく作物だったから
解説:(根拠はこちら基礎の学び中級編A-004)
Cc= イサクは主にゆだねて待っているだけで伴侶が与えられた。
解説:彼に伴侶が与えられるには少なくとも3つの条件がありました。@探す決断をした父親の存在。A忠実なしもべの存在。B父が選んだ人はだれであっても結婚する従順な息子。それらの三つがないのでしたら、待っているだけでないほうが良いでしょう。
Cb= オナンは精を地に流したこれが聖書が自慰を禁じていることの根拠である。
解説:この聖書箇所は、兄弟としての義務の履行んついて語っているだけです。
Db= ヨセフが遺骸をミイラにさせて約束の地にもっていかせたのは間違いであった。
解説:彼がそう指示したのは約束の地に対する信仰の表明です。
Bf= 賛美を表すヘブライ語はヤダ、バラク、ザマールなど7つある(この説明はこちらをご覧ください)
■新約聖書
Df= シモンという名の意味は小枝です。
解説:シモンはシメオンのヘブライ語の読み方です。シャマー:聞くを意味する言葉の派生語です。
Cd= ユダが裏切ることによってキリストの十字架が実現した。
解説:何も彼が裏切らなくても十字架は実現しました。
Be= ペテロがイエスに対する愛を伝える時にアガペとフィデオを使い分けた。
解説:これは興味深いし良い教えですが、イエス様はギリシャ語を話さなかったので、このように使い分けたとは思えません。ギリシャ語に翻訳した人が霊感を受けてこのように訳したと解釈もできますが、実証はできません。
Aa= 愛と言う言葉は、ギリシャ語ではアガペ、フィデオ、ストルゲ、エロスなどに分かれており、アガペの意味は神様の愛、無条件の愛である。
解説:アガペは「愛」と言う言葉の総称で意味的には日本語の愛とほとんど同じです。
ただし、キリスト教用語として、アガペは無条件の愛を意味するというのは間違いではありません。
Af= 神の言葉はギリシャ語ではロゴスとレーマがあり、ロゴスは書かれた聖書の御言葉、レーマは預言的な語られた言葉を表す。
解説:実際には第1コリント12:8-9節のように、預言的な言葉にもロゴスが用いられております。