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音声映像編集技術(A)   音声編集の事前準備

(1)音声はダウンロードによって提供されます。


(2)パソコン内の所定の場所に作業フォルダーを作成する。
名前はその日の日付による(例えば)2023年2月5日は「230205」
場所は各自の考え方によるが、前回の作業フォルダーがある場所と同じにすること。


(3)  FTPソフトによってサーバーにアクセスする。
.(1) FTPソフトを起動する
.(2) 起動すると「ホストに接続-NextFTP-」というパネルが現れるので
.(3) その中で「Exchange」を選択して「接続」をクリックする。
.(4) 通常はサーバーの「exchange」に接続されるはず。

(ヒント1)
サーバーの画面構成の確認。
開かれたパネルの上側はローカル(自分のパソコンの内部)、下側はサーバー(外部の保存場所)です。
ですからダウンロードする際は下側から上側に送ります。


(5)  ダウンロード先を開く
アップロードの場合はフォルダーにある音声ファイルを直接アップロードできましたが、ダウンロードはそれができません。
したがってパネルのローカル(自分のパソコンの内部)もファイルを置く所定の場所を開いておく必要があります。

(ヒント2)
所定の場所に行く方法は大きく分けて2つの方法があります。
.(1) 左側の「ファイルのツリー」をクリックして目的の場所に行く。
.(2) 右上のほうにある緑色の矢印のついたフォルダーのマークをクリックして上の階層に行き、所定の場所目指す。


(6)  ダウンロードの方法
サーバーにある目的にファイルをローカルにドラッグアンドドロップする。


(7)  所定のフォルダーを開く
FTPのパネルからは音声ファイルを開くことはできません。
ですから改めて所定のフォルダーを開きます。


(8)  ファイルをソフト(Audition)から開く。
.(1) Auditionを立ち上げる
.(2) 開きたい音声ファイルを左上にある「ファイルパネル」に向けてドラッグアンドドロップする。
.(3) ファイルパネルに表示された音声ファイルをクリックして「エディター」(一番広いメインのパネル領域)に表示させる。


(ヒント3) 編集操作方法の説明。
具体的な編集作業に入る前に操作方法を説明します。


(A)ズームイン、ズームアウトの方法
ここで念のためにズームイン、ズームアウトの方法を確認しておきます。
「ズームアウト(縮小)」は右上のほうにある「―」(マイナス)ボタンを押してください。
「ズームイン(拡大)」は右上のほうにある「^」ボタンを押してください。
通常ズームインは「+」ボタンなのですが、Auditionではデフォルトでは異なるようです。
もしかしたらキーボードによって異なるかもしれないので確かめてください。


(B)  音の大きさを調整する方法
音の大きさを調整するには、下の三つの方法があります。
.(1) 全体的に大きさを上下させる
.(2) お知らせなどのセクション別の音量の傾向を修正する
.(3) 音が小さい部分を個別の修正する。

通常は@とAを組み合わせた方法をとることでしょう。


(ヒント4)
(C)  予備学習・音の大きさの表示の意味
音の大きさは「db」(デシベル)で表示されます。
通常の表示と異なる点は最大音量が「0」で表示されることです。
これはファイルとしてはデジタルで音の大きさを扱っているからです。
デジタルの音声データではある一定の線を越えたら後は大きくはならず音が割れるだけです。ですから、それより大きく表示させる必要がないのです。
もちろん、これはデーター上のことなので、実際に耳で聞こえるように出力する時点では、アンプやスピーカーの性能次第でいくらでも音を大きくすることができます。


(ヒント5)    私たちが設定する最大音量
私たちが作る音の大きさを統一するために最大音量を「−2db」といたします。(2022年までは「−5db」だった)
これはリミッターを使ってそれ以上超えないように設定するという意味なので、(つまり、-2dbを超えないけれど全体的に音が大きい場合もありますし、小さい場合もありますので)実際にどう聞こえるかは別の問題ですが、とにかくその大きさに設定しております。


(ヒント6)    音の大きさを変えるためのツール
Auditionでは次の2つの方法で音の大きさを変えることができます。
Amplify/ fade と Hard limiting


(ヒント7)    各機能の違い
音の大きさを変えるという意味においてはどとらでもできますがHard limitingには特別な機能があります。それは、最大音量を設定してそれを超えないようにして音の大きさを上げることができるということです。
Amplify/ fadeはその名が「Amplify」大きくする、「fade」小さくすると示すごとく、音の大きさを変えた場合にピークを越えて音が割れてしまう場合があります。

ですから、通常は、音を大きくする場合はHard limitingを使用して、音を小さくする場合はAmplify/ fadeを用います。

もちろんHard limitingを使っても音を小さくすることができますが、音を大きくする場合はHard limitingを、小さくする場合はAmplify/ fadeをと使い分けたほうが作業効率が良いのでそうしております。

音声映像編集技術(B)音声編集の実際」に続く