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音声映像編集技術(C)  音声の分割とアップロード


(1)  音声ファイルの分割
前回作成した「230000-edited.mp3」をもとにしてパートごとに複数のファイルを分割いたします。

「Audacity」というソフトを使用して編集する場合は分割書き出しの機能があるのですが、今回はAuditionで分割する方法を説明します。


(2)  剥ぎ取り用のファイルの作成
「230000-edited.mp3」を別名で保存にして同じものを作成いたします。
うまく編集すれば「230000-edited.mp3」をもとにしてもよいのですが、編集ミスがあるとそのファイルが失われてしまうので念のためにこの作業をします。

新しいファイル名は何でもよいのですが「230000-剥ぎ取り用.mp3」とします。
何でもよいですが前方の日付は一致させたほうが良いです。


(3)  ファイルの分割方法の要約
分割というか、正確に言えば、剥ぎ取り用の音声ファイルから音声の一部を切り取って、新規作成したファイルに貼り付ける形で行います。


(4)  事前の準備、
.(1) ファイル名の把握
ファイル名は日付、曜日、何週目か、aから始まる文字、内容(announce、messageなど)で構成されます。例(230402-su-17-a-praise)

事前に何週目かを把握しておくと良いでしょう。
何週目かを知る方法は、教会のホームページのメッセージのページを開いて、そこに表示される「MP3」の青文字のリンクの文字を右クリックして、下部に表示されるファイル名を見て確認する。

.(2) 分割か所の把握
この作業は作業を進めながら確認してもよいのですが、あらかじめどのような構成かを知っておくと作業がスムーズにいくことでしょう。

.(3) 文字の確認
praise          賛美
offering       献金
announce       アナウンス
prayer          祈り
children        子ども
adolescent      中高生
testimony       証
report          レポート
golden nugget   ゴールデンナゲット
pre_message     メッセージの前座
message         メッセージ


(5)  ファイルの分割方法
「230000-剥ぎ取り用.mp3」の賛美の部分を選択する。

開始箇所と終了箇所の指定
開始箇所はとりあえず、ファイル全体の一番最初でよろしい。後で調整いたします。

終了箇所は次の項目が始まる直前です。多くの場合は献金の呼びかけが始まる直前です。


(ヒント1)
選択方法にはいくつかありますが代表的な手順は次のようなものです。

.(1) 賛美の終了する部分(司会者が発言する直前部分)探し出す。
その方法は、波形を見たり、実際に音声を聞くことによっておおよその位置を把握します。

.(2) 拡大する
拡大(ズームイン)しなければ、細かい部分は分からないので、拡大してください。


(ヒント2)
ズームイン、ズームアウトの方法
先「(A)音声編集の事前準備」でも解説しましたが、ここで念のためにズームイン、ズームアウトの方法を確認しておきます。
「ズームアウト(縮小)」は右上のほうにある「―」(マイナス)ボタンを押してください。
「ズームイン(拡大)」は右上のほうにある「^」ボタンを押してください。
通常ズームインは「+」ボタンなのですが、Auditionではデフォルトでは異なるようです。
もしかしたらキーボードによって異なるかもしれないので確かめてください。

.(3) 境目となる箇所を特定出来たら、そこをクリックします。

.(4)選択範囲を指定する
(ヒント3)選択範囲を指定する方法
先「(A)音声編集の事前準備」でも解説しましたが、ここで念のために範囲指定の方法を確認しておきます。

選択範囲を指定する方法は2つあります。
(その1)タッチパッド(マウス)を使用する方法
選択範囲を指定するには、選択開始位置をクリックしたままカーソルを左右に動かして選択する。

(その2)方向キー(矢印のついたキーボード)を使用する
.(1) クリックで開始位置を指定する。
.(2) いったんキーボードから手を放す。
.(3) シフト(あるいはシフト+Ctrl)を押しながら方向キーを動かす。
.(4) 左方向に選択する場合は「シフト」を押しながら左(←)の方向キーを押す。
.(5) 右方向に選択する場合は「シフト+Ctrl」を押しながら右(→)の方向キーを押す。


(裏ワザ)
場所を特定する際に拡大(ズームイン)していると思います。
その状態のままで、方向キーを操作する場合に、拡大度合いにもよりますが、時間がかかってしまいます。
それを防ぐには
いったんカーソルで選択の開始点を指定したのち、「―」(マイナス)ボタンを押して縮小(ズームアウト)いたします。完全に縮小した状態だと素早く選択できると思います。


(6)選択した部分を「Ctr+X」で切り取ります。


(7)次に新規作成をして、mp3ファイルを作ります。
通常新規作成は「Ctrl + N」ですがAuditionの仕様の問題で、「Ctrl + Shift + N」となります。

名前は「名称未設定」のまま、とりあえず付けなくてもよいです。
そのできたファイルに貼り付けます(Ctrl + V)
貼り付けた音声ファイルには、集会が始まる前の余計な部分が含まれていることが多いです。
ですから、その部分を削除してください。


(8)  正式な名前を付ける
名称未設定のファイルを「名前を付けて保存」(Ctrl + Shift + S)にしてください。
上記の操作をすると、「別名で保存」画面が開かれます。
そこでは@ファイル名、A場所、B形式を選ぶことにあります。
この画面でそれら3つを操作できますが、簡単にするために、右側にある「参照」ボタンを押してください。

開かれるフォルダーが正しい場所であるならそこに保存します。そうでないなら、移動してください。
名前と形式を指定する。
ファイル名はこのような(230402-su-17-a-praise)形式となります。
「ファイルの種類」は「MP3」を選んで下さい。
それらの操作が終わったら、「保存」ボタンを押してください。
先の灰色の「別名で保存」の画面に戻りますので、「OK」を押してください。
「ファイルは圧縮(不可逆)形式で保存される」という旨の警告文が出されますが、気にしないで「はい」を押してください。


(9)  他のセクションも同様に作業を繰り返す
次に献金部分、アナウンス、子供の為の祈り、証、前座、メッセージなど複数に分割いたします。
ただし、いくつかの項目は一緒にしてもよいです。
たとえば、「アナウンス、献金」を一つにするなどです。
剥ぎ取り用のファイルは、はぎとられるたびに短くなります。


(10)名前を付けて保存の方法
(ヒント4)
2つ目以降は最初から名称を書き込まなくてもよい。
先に(230402-su-17-a-praise)などといったファイルを作った場合、開かれたフォルダー画面にあるそのファイルをクリックすると、保存名の欄にその名称が引き継がれます。

それを利用して、(230402-su-17-b-announce)などとつけると良いでしょう。

以下、繰り返し。


(11)一番最後のファイル
一番最後の音声ファイル(多くの場合はメッセージ)は少し手順が違います。
通常ははぎとった後、「新規作成」で、そこに音声を貼り付ける形で作られますが、最後ははぎとる必要がないので、そのままそののファイルを「名前を付けて保存」にして
ファイル名(例えば230402-su-17-d-message)を作成いたします。

このファイルは最後のファイルなので、メッセージの最後の部分に余分な時間がある場合があるので、それは適時削除しておいてください。


(12)アップロード
出来上がった音声はサーバーにアップロードしておいてください。
ファイルの種類によってアップロード先が異なります。


(13)アップロード先
「230000-edited.mp3」は「exchange」へ
「230402-su-17-d-message」などの複数のファイルは「sunday_message」へ


(14)報告
作業が終了したら、skypeの「メディア編集チーム」にアップロード完了の旨をお伝えください。

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