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日本人に贈るメッセージ(完全版)

北海道で活躍した有名人といえば第一にクラーク博士を思い浮かべる人は多いでしょう。彼が滞在したのは、ほんの8ヶ月間でしたが、大きな影響を人々に与えました。

Boys be ambitious! 「少年よ大志を抱け」これは有名な彼の言葉です。「大志」とは単なる自己実現ではなく使命を伴ったものです。あまり知られていませんが、この有名な言葉にはfor Japanという言葉が続いていました。「日本の為に大志を抱きなさい。」と彼は語ったのです。

「お国のために」と言うと何か古臭いと感じるかも知れませんが近代国家として歩みだし始めた日本を背負って立つ青年達にとっては身にしみる言葉であったことでしょう。

 

日本人は優秀な民族です。日本の歴史を振り返るなら2つの驚くべき時代がありました。明治維新によって鎖国体制から、わずかな期間で世界の列強に加わりました。日本はヨーロッパ以外の国でほとんど唯一植民地化をまぬがれた奇跡的な国なのです。また、太平洋戦争の後、焼け野原から経済復興をなし世界のトップレベルの経済大国に仲間入りしました。それはどちらもわずか30年で成し遂げられたのです。

この北海道でも近年、多くの外国人観光客を目にしますが、外国人が評価した日本人の特質とは勤勉さと他の人に対する細やかな気づかい、そして寛容です。

現在、日本の政治も経済も傾いていますが、日本には未来があります。日本人には素晴らしい特性があるからです。

 


でも良い特質を持っていても、ありのままでいいというわけではありません。それを正しく用いないなら。

「寛容 = 優柔不断」

「忍耐 = 抑圧」

「勤勉 = 過労」

「他人を思いやる心 = うつ」

といったように好ましくない形で現れてしまいます。日本が嫌いな日本人がたくさんいますが、それはどのように良い特性を引き出せばよいかがわからないためにすばらしさが裏目に出ているのです。

好ましくない形で現れてしまったといえば先の太平洋戦争もそうです。戦争を戦った人たちは「植民地化されたアジア諸国を西洋列強から解放する。」という理想を掲げてて戦っていました。それは自己正当化するための言い訳に過ぎなかったかもしれませんが、結果的にその夢は実現したのです。

タイ国元首相はこう語っています。

「日本のおかげでアジアの諸国はすべて独立した。

日本というお母さんは難産して母体をそこなったが、産まれた子供はすくすくと育っている。

今日、東南アジアの諸国民が米英と対等に話ができるのは、いったい誰のおかげであるのか。

それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである。

十二月八日は、我々にこの重大な思想を示してくれたお母さんが一身を賭して 重大決意をされた日である。我々はこの日を忘れてはならない。」(十二月八日、現地の新聞「サイアム・ラット紙」)

その他、インドをはじめアジア諸国の国家元首たち等が戦争を振り返り、親日的なメントを残しているのを聞く時に新しい歴史への理解が深まります。

その他のコメントを読む

 


私は何も戦争を美化したり日本が過去に犯した過ちを正当化しようとしているのではありません。特に敗戦の色が濃くなるにしたがって日本軍はなりふりかまわず振る舞い、多くの人々に迷惑をかけ、苦しめた事は事実です

太平洋戦争は戦う必要のなかった戦争であり開戦の決断は間違っていたと私は思います。でも、過去の出来事を反省するあまりその時に起こったすべて思考を停止させてしまってはいけません。。けれども、物事には良い面と悪い面の二つがあることを知って欲しいのです。

日本人が背負わされる罪責感について極東国際軍事裁判の判事の一人であるインド人のパール氏が予告していました。彼は戦勝国側の人間ですが、ただ一人日本の無罪を主張していました。彼の主張は「元々の問題の発端は世界を植民地化していた西洋諸国が悪の根源である。」ということです。

この裁判の目的は日本の行動の全てを悪と決め付け、日本人に罪責感を負わせ、二度と立ち上がれないようにすることが目的で、いわば戦勝国が敗戦国に対する「いじめ」だったからです。

私は通りで若い人たちと話すのが好きで、よく話しますが。多くの人は自分に自信が無く言い知れない不安を持ているようです。それは単にその人個人の問題というより国民全体の上に覆いがかけられてしまっているかのような何か言い知れない罪責感を背負わされて生きているかのようです。日本の自殺者は年間3万人以上いることはそのことを裏付けています。


パール判事はさらにこう語っています。

「要するに欧米諸国は日本が侵略戦争を行ったということを歴史に記録する事によって、自分達のアジア侵略の正当性を誇示し、日本の17年間の一切を罪悪と刻印する事が目的であったに違いない。満州事変から大東亜戦争にいたる真実の歴史を、どうか私の判決文を通して十分研究していただきたい。

「日本の子弟がゆがめられた罪悪感を背負って、卑屈、頽廃に流されていくのを私は平然として見過ごすわけにはゆかない。ゆがめられた彼らの宣伝の偽りを払いのけよ。歪められた歴史は書き換えなければならない。」(昭和二十七年十一月五日・広島高等裁判所での講演)

これらの言葉は、今まで「太平洋戦争で起こったすべての出来事は日本が悪かった。」と教えられて来た私達にとってはびっくりする言葉でしょう。まぎれもなく裁判の当事者である判事がそう語った言葉です。もっとも、彼の判決文は戦勝国から圧力がかけられてしまい、その場で公にされることはありませんでした。 

もともとアジアを解放するために始めた戦争でしたが、それが完全に裏目に出てしまい、現在の日本人は世界でもまれに見るほどアイデンティティーの危機(自分を愛せない、自分が一体何者かわからない)を抱えた国民となってしまいました。
良かれと思ってはじめた事が失敗し、何の希望も持てなくなってしまう事は 人生の中でも起こることです。多くの人が過去の失敗や罪責感に縛られて、自分が持っている良い物に目を留めることができず落ち込んでしまっています。


FOR CHRIST

良かれと思ってはじめた事が失敗に終わってしまい、もうそこには何の良いものを見つけれなくなってしまう事は国家だけでなく人、個人の人生においても起こることです。事実、過去に受けた傷や失敗、罪責感に縛られて、その人の内に良い物があるにもかかわらず、それに目を留めることができなくなり落ち込んでしまう人が多いのです。

日本人に罪責感を負わせて立ち上がれないようにしたのは占領軍の戦略的な政策でしたが、私たち個人をを滅ぼそうとするサタンの力も同様に、われわれの失敗に対する罪責感を用いてわれわれを責めたてます。

確かに罪はサタンに心の隙を与え、私たちの希望を奪ってしまいます。罪とは具体的に何か犯罪を犯すことだけを意味するのではありません。人の欲、誘惑に対する弱さ、高慢といったものが人を狂わすのです。たしかに日本が失敗した原因のひとつは傲慢さであったと思います。


では、人が良い理想を達成するには何が必要なのでしょうか。それに対する答はクラーク博士の「少年よ大志を抱け」に続けて語られた言葉の中にあります。それは「for Christ」すなわちキリストです。彼が本当に言いたかったことは「大志」とは真の神であるキリストを心に招く事によって達成されるという事だったのです。
製品の本来の特性を引き出す方法を最もよく知っているのはそれを製造した人です。同様に人が持つ美しい特性を引き出す方法をもっとも良く知っておられるのは、人類を創造した神様です。
日本人は生まれながらにして礼儀正しさ、秩序、他人への気づかいと尊敬、美的感覚、独創性など聖書を知らなくても生まれながらにして聖書の神を知っているかのような生き方をしております。これまでは、その良さが裏目に出てしまうことも多かったのですが、真の神と出会う時にそれは全く新しく変えられます。

 

素顔のキリスト教


GOOD NEWS

人が心に抱えている「罪」は神と人との関係を引き離します。罪とは犯罪とは異なり「心の悪い性質」です。うそをつくこと、ねたむことは目に見える犯罪ではありませんがそれが罪なのです。そして、そのような心の性質があるので人は間違った行動をしてしまうのです。
もうひとつの「罪」の意味は「的を外す」です。そうであるなら、私達に命を与えた方を無視して生きることは大きな的外れです。


人は誰でも真の神と関係を持つことができるはずでしたが、罪の性質を持っているために神に近づくことができなくなってしまいました。
けれどもイエス・キリストが私たちの罪の身代わりとして十字架の上で死んでくださったので、キリストを信じる人は、神との間を隔てていた罪が取り除かれ、神との新しい関係が始まります。救いがもたらされるからです。
その真の神との関係はあなたが持つ本来の美しい姿を引き出させ、あなたの人生の全ての問題に対して解決と助け、あるいは慰めを与えます。

 


救いを受け取るには