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「グループ」と言う名の名称

その意味はクリスチャンの集まり

photoグループという名称を教会に用いるのはかなり珍しいと思います。 その名が採用されたエピソードはこのようなものです。
教会設立当時はしばらくの間は教会の名称がありませんでしたが、そんな中、ある公共の施設を使用するにあたって団体名を登録する必要が生じました。それで、札幌にあるクリスチャンの集まりということでその名称を書き込みました。それが教会名の由来です。

そのようなわけで、素早くつけられた名称でしたが、後に深い意味があることに気がつかされました。教会と言う言葉はギリシャ語でエクレシアといいますが、元々は建物を表す言葉ではなく人の集まりを指す言葉です。そういう意味ではグループという名称はその本来の意味から大きく外れてはいないと思います

札幌クリスチャンチーム

とはいえ、グループという言葉からは責任や強い結束というものがイメージしにくいので教会の名称としてはふさわしくないと考える人がいるかもしれません。「教会はグループではなくチームであるべきだ」と言うわけです。

この用語の使い方について、私たちは次の二つの意味において肯定的にとらえております。一つは、実際的な教会の運営は牧師をはじめとした牧会スタッフと教会を支えるメンバーがおり、責任を負いあい結束して活動しているということです。

つまり、グループとして活動する上で「札幌クリスチャンチーム」と呼ぶべき数多くのコアなメンバーたちが存在するということです。

そういった中で、そうではないメンバー達との間には境はありません。それぞれが対等な関係として、つまり偉い人、特別な人がいないグループとして一つの共同体を形成しているのです。

壁のない教会

 その境を明確にしないというコンセプトは教会内部だけでなく、教会の外との関係においても同様です。私たちは、ライフプレイスミニストリーを実践しており、教会の外にいる人たち(神様を信じていない人)と教会に集う人を線引きして分けるような考え方は極力避けております。そして、グラデーション的なつながり(明確な線引きをしない)を大切にしたいと考えております。

そのように考えていくなら、私たちのありかたを表す言葉としてグループと言う名称はぴったりのように思います。

クリスチャン人口は6%

2006年にアメリカのギャラップ社が世論調査をしたところ、日本のクリスチャン人口は6%であるという結果が出ました。もちろんこの数字は正確ではありませんが、一つの事を示唆しております。使徒の働き5章13節に書かれた「あえて仲間に加わろうとはしないがクリスチャンを尊敬している人たち」というのはもしかしたらこの6%の人たちなのかもしれないですね。そういった方々は求道者と呼ばれるほどには神さまを求めてはいないかもしれませんが、教会が良いものであると認めているのです。そしてそういう方々ともつながっているのです。

メンバーシップ(教会籍)について

枠組みが曖昧のように見えるかもしれませんが、もちろん「メンバーシップ」という考え方は持っております。そこに集う人たちがこの教会に属していると考えることによってメンバーとなるのです。 ですからメンバーになるには特別な手続きは必要ありませんしやめるのも自由です。


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